雲の流れと自然の愉しみ(日がな一日雲を眺めて暮らしたい)

天気や身の回りの植物や鳥たちなどを、歳時記的観察眼で記録していきます。 時々、我が家の愛猫”ハル”の日常も・・・。                佐渡ヶ島が見える海の近くに住んでいる気象予報士(No.1341)のブログです。

2019年05月

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未明から降り始めた雨は、朝方強くなり昼過ぎには上がった。雨の原因となった寒冷前線は、太平洋の高気圧にブロッキングされ非常に動きが遅い。夕方の東の空には低い位置に積雲が残る。
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稲苗の背丈が未だ低いうえ、雨で水かさが増えたこともあり、田んぼが水鏡となって雲が白く映り込んでいる。
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西の空、太陽の周りには巻層雲が広がり、うっすらと幻日が現れていた。
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日没時、空がオレンジに染まった。明日からはしばらく晴天が続きそうだ。

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午前中は良く晴れて日射し強い。最高気温は30℃まで上がる。
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日本海を東進する寒冷前線に向かい、一日中南東の風が強めに吹き続ける。海岸では砂が舞うことも。午後から巻層雲、高積雲などが増えてきた。
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我が家の庭では、クレマチスの紫色の大きな花が昨日から咲き始めた。同じ枝から6弁と8弁の異なる花弁(実は萼片だが)を付けていた。こんなことよくあるのだろうか。


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気温が上がり、風も弱いお昼頃、近くの海岸へ行ってみる。裸で日光欲をしている人の向こうの景色が、陽炎のようにゆらいで見える。
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沖合の方に目をやると、水平線の上にうっすら陸地のような影が。手前を佐渡から本土へ向かうジェット高速船が走ってきたが、船をよく見ると反転した像が重なっているようで縦に伸びたように見えている。
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その後もしばらく(12:00〜12:30頃)沖合を見ていると、ぼやけたり、反転像が重なった船がいくつか見えた。
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水平線の上に平らな陸地のようなものが見えるが、この方向は佐渡ヶ島と粟島の間の海域でシベリア大陸まで陸地はないところ。蜃気楼は富山湾が有名だが、同じ日本海沿岸なので頻度は少ないが蜃気楼が見られたものと思われる。

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上層の薄い雲が多い。飛行機雲に色が付いた彩雲も現れた。
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近くの海岸を歩く。海岸線から100m程入った砂の丘には、この時期、海浜植物が多く見られる。
ハマヒルガオがかわいい。
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秋に赤い実をつけるアキグミは今が花盛り。
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ハマダイコンは白~紫と色の濃さがいろいろ。IMG_5350
もう少し波打ち際に寄っていくとハマニガナが・・・。
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スナビキソウも可憐な姿を見せている。

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一日中晴れて、日中は25℃を超え冷房が欲しくなる。高気圧が東海上から本州を大きく覆う気圧配置が続き、当地では南東の風が吹きこんで夜になっても気温があまり下がらない。陽が落ちた後、近所の海岸まででかけてみた。

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