雲の流れと自然の愉しみ(日がな一日雲を眺めて暮らしたい)

天気や身の回りの植物や鳥たちなどを、歳時記的観察眼で記録していきます。 時々、我が家の愛猫”ハル”の日常も・・・。                佐渡ヶ島が見える海の近くに住んでいる気象予報士(No.1341)のブログです。

2019年06月

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しばらく続いた上空の寒気による悪天はようやく解消してきた。午前中は雲が多かったものの、昼頃にはかなり青空が広がってきている。
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ぽかりぽかりと積雲が浮かぶ空の上層には、飛行機雲が変形したものが多数見られた。短く千切れたような形となっており、上層の空気は乾いてきたようだ。
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日没の空には雲が全く無い。日本海方面は晴天域が大きく広がっているようだ。

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今日も日本海に低気圧が停滞し、東日本などでは上空の寒気の影響で対流性の雲が発達する天気となった。県内でも、内陸・山沿いでは積乱雲が発達し強い降水となったところもあったが、私の住む海岸・平野部では強い降水とはならなかった。ただ、一日中厚い雲に覆われ、海から雲列も侵入し気温が上がらず肌寒かった。
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夕方の弥彦・角田山方面。日本海のすぐ脇に屹立している弥彦山:左奥(638m)、角田山:右手前(482m)は、中腹以上が雲の中に隠れている。雲底高度は300m程だろうか。

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夕方、自宅の近くを歩いてみた。大気が不安定な状態は今日も続いていたが、雨降りとはならず曇天模様の一日となった。
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佐渡の方向は雲が切れ、島影がはっきり見えている。
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家の周りは住宅地だが、10分程歩くと昔の砂丘地の姿が未だかなり残っている。単純な砂の丘ではなく、古くから松などの防風林が植えられ、農地として利用されてきた。
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現在は、長ネギ、ジャガイモ、トウモロコシなどが畑で栽培されている。
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畑のジャガイモの花。
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ラベンダーが植えられているところもある。
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防風林の縁や原野となっているところでは雑木も多く、ヒョウタンボクが赤い実を付けていた。

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今日も厚い雲に覆われ、時々雨が降る天気となった。
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東日本などが梅雨入りしてからしばらく経つが、いわゆる梅雨前線は現在、南西諸島から本州のかなり南海上にある。ここ数日の悪天は、北からの寒気流入と日本海にある低気圧に向かって下層に湿った気流が流入したことによる大気状態の不安定さに原因がある。(16:00JSTの赤外ひまわり画像)
2019-06-22
当地の山地方面では今日も雲が発達し、ところどころで強い降水となった。
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同時刻(16:00)の北東方面の画像。
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同時刻(16:00)の南東方面の画像。
両方面とも海岸部から見ると雲の壁となっている。
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18:30頃の北西方面の画像。雲はかなり少なくなり、西日が見えてきた。

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日本海に低気圧があり、上空には寒気、下層には暖湿気が流入し、日中の昇温も加わった為、大気の状態が不安定となり、積乱雲が内陸・山地のあちこちで発達した。
2019-06-21 (1)
午後~夕方は、福島・山形との県境の山地付近で発達した雲を見ることができた。雲の下では強い降水となっている。
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夕方、飯豊山地方面で発生した雄大積雲、積乱雲。頭巾雲も見られた。
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当地は平野部の西縁に位置しており、通常、東部の山地で発生した積乱雲が頭上に移動してくることはほとんどない。しかし今日は、本州の内陸部で大規模に雲が発生・発達し、全体的に北北東方向に移動したことから、夜遅くなって信越県境方面で発生した雲が懸かり出し、22:30過ぎから大粒の雨が降り出してきた。


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