我が家の定点カメラ(北西方向、朝~日暮れまでの12時間の雲動画、300倍速)
寒気トラフの影響で大気が不安定になり、山沿いで雲が発達し大雨となったところがあった。鉛直シアが大きく各層での雲の流れる方向が異なる。画像後半の北からの下層雲の内陸への侵入が、山沿いでの積雲発達の要因となった風収束を物語っているものと思われる。
土曜勤務の代休で今日は休み。午後、車で30分程の角田山周辺へ出掛けてみた。まず仁箇堤へ。ここは丘陵地につくられた人工の溜池で、夏はハスの花が見られるところ。しかし、今年はハスは全く見られず、水面を覆ているのはヒシやスイレンなどだ。
堤の下は水田が広がっている。この景色の向こうは砂丘地で、ブドウ栽培が盛んで複数のワイナリーがある。今日の頭上は高積雲が多い。
溜池の脇の丘陵地の山道にはヒメヤブランが咲いていた。
続いて、仁箇堤の近くにある上堰潟へ行ってみる。ここは水面越しに角田山・弥彦山の山容が見えるスケールの大きな景観が得られ、平野部なのに高原に来たような感じがするところだ。今日は海(写真右手)からの気流流入の影響で正面の弥彦山に大きな積雲が懸かっている。
よく見ると、円錐形をした弥彦山(こちらから見えているピークは多宝山)がまるで噴煙を上げているような雲がみえる。雲の造形のいたずらだ。
上堰潟から15:00頃、南東方向を見たところ。遠くに雄大積雲が見える。この雲は夜にかけて発達し、魚沼地方で100mm/hを超える大雨を降らせた。