雲の流れと自然の愉しみ(日がな一日雲を眺めて暮らしたい)

天気や身の回りの植物や鳥たちなどを、歳時記的観察眼で記録していきます。 時々、我が家の愛猫”ハル”の日常も・・・。                佐渡ヶ島が見える海の近くに住んでいる気象予報士(No.1341)のブログです。

2019年08月

西日本から東日本にかけて秋雨前線が停滞。下層暖湿気の流入で今日も全国的に大気が不安定になり、あちこちで激しい雨が降った。当地も朝晩強い俄か雨があったが、日中は青空も見られた。
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10:00頃の空。朝のうち降っていた雨は上がったが、まだ低い位置を雲が飛んでいる。
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最高気温は30℃程と、それほど高くはなかったが、湿気が多く蒸し蒸しする。我が家のハルは、ひんやりする床にぺったり腹ばいになって足を伸ばしていた。


対馬海峡付近から東日本まで前線が伸びて停滞している。秋雨前線と言ってもよいかもしれない。ここに太平洋高気圧の周辺を周る下層暖湿気が流入し、各地で局地的に雲が発達した。県内では、上・中越地方で日中大雨が降った。
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12:30頃、職場の前から空を見上げる。当地では大雨とはならなかったが、ほぼ一日中厚い雲に覆われ時々雨が降った。最高気温は26℃台で昨日より10℃程も下がったが、かなり湿度が高い。
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植物にとっては恵みの雨だろう。週間予報では、今後しばらく雨模様の日が続きそうだ。

太平洋高気圧と黄海の高気圧との間で、日本付近は気圧の谷となっている。東シナ海から四国にかけて前線が明瞭化してきた。前線に向かって下層暖湿気が流入してきたため全国的に大気が不安定になり、県内でも内陸部などで午後から局地的に激しい雨となった。当地では夕方から雨が降り出してきた。
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12:30頃、職場の隣の公園から見上げた空。高積雲など雲は多いが、まだ青空がかなりあり日射しは強い。最高気温は35℃を超え、数日ぶりに厳しい暑さとなった。
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猛暑が続いたためか、公園内の木々は結構ダメージを受けているようだ。ユリノキの高木も黄変した葉が目立つ。
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木の周りには、枯れた葉がたくさん落ちていた。
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ツツジの植え込みも枯れ色が目立つ。

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台風通過から2日経った。空にはほとんど雲が無い良い天気となったが、海の波の高い状況は今日も残った。
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夕方、いつもの自宅近くの海岸へ行ってみた。白波がどんどん波打ち際に打ち寄せている。砂浜に、街中の雨水を海に排水するためのコンクリート製の構造物が埋まっているが、波が打ち寄せるとコンクリートの繋ぎ目付近がゴボゴボ泡立つ。
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繋ぎ目から、潮吹きすることもあった。
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時々大きな波が来て、砂浜奥まで海水が入り込むことがある。
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波が引くと、海水が取り残されて水溜まりとなる。これを当地では「よどみ川」と呼んでいた、というのを昔なにかで読んだことがあった。
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水溜まりは、条件が良ければ「水鏡」となり景色を映す。
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波しぶきがかなり飛んでいるようで、遠景は白く霞んでいた。
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海岸から見た、夕方の南方向の空。海岸・平野部ではほとんど雲が無かったが、内陸・山間部では局地的に対流雲が発達したようだ。



昨日、日本海を北上した台風は、北海道の西で温帯低気圧となった。寒冷前線が東北地方の日本海側を東進し、本県でも北部で、にわか雨が降ったところがあった。しかし、午後になると青空が広がり、最高気温も32℃程度とすごし易い日となった。
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(午後の穏やかな空)
風もすっかり治まってきたが、夜、周りが静かになると窓の外から海鳴りが聞こえた。まだ海は波が高いようだ。

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