雲の流れと自然の愉しみ(日がな一日雲を眺めて暮らしたい)

天気や身の回りの植物や鳥たちなどを、歳時記的観察眼で記録していきます。 時々、我が家の愛猫”ハル”の日常も・・・。                佐渡ヶ島が見える海の近くに住んでいる気象予報士(No.1341)のブログです。

2019年11月

南北に連なる寒冷前線が本州を通過。日本海側では下層寒気が流入して雨模様、気温も下がってきた。
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(午後、群馬県の関越自動車下り線赤城SAより三国山脈方向)
晴天の関東方面へ出かけていた帰路の写真。三国山脈は低い雲に包まれていた。関越トンネルを抜けると天気は一変、夕方前なのに薄暗く雨も降り続き、日本海側特有の晩秋の天気となっていた。

日本の南に前線が停滞し、伊豆諸島付近には低気圧が発生。関東地方など太平洋側で天気が愚図ついている。
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(夕方の海岸)
当地は一日中良く晴れた。山越えの乾いた南東風が強めに吹き、季節はずれの暖かさとなった。そのせいで、佐渡ヶ島がとてもくっきりと見えている。
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陸側から海へ風が吹いているため、波はほとんど立たず海面は凪いだ状況だが、浜では砂が飛び風紋がつくられている。
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秋になって時化模様の日も多かったため、浜にはたくさんの流木が漂着していた。
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空には僅かに上層の雲があるのみ。短い飛行機雲が飛びかう。
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日本海側では、晩秋の貴重な晴天となった。

本州付近に中心のあった高気圧は、ゆっくりと東海上へ移動した。
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(昼頃の空)
朝方は良く晴れ冷え込んだ。当地では最低気温が1℃台となり、初霜・初氷が観測された。日中は次第に高層雲・高積雲が広がってきた。
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(飯豊連峰の冠雪)
秋が深まり、遠景の山々にも何度か雪が積もるようになってきた。2000m級の飯豊連峰だけでなく、今日は1000m級の山々も白くなっているのが見られた。

冬型気圧配置は緩み、日本海の高気圧は東進して夜には中心が本州付近にやってきた。IMG_6326
(昼頃の空)
日中はまだ雲の多い状態が続いた。気温も上がらず、夜は冷え込んできた。

今日も冬型気圧配置が続き、雲が多かった。気温は日中も10℃まで上がらず、寒い一日となった。
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(朝の空)
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(昼頃の空)

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