雲の流れと自然の愉しみ(日がな一日雲を眺めて暮らしたい)

天気や身の回りの植物や鳥たちなどを、歳時記的観察眼で記録していきます。 時々、我が家の愛猫”ハル”の日常も・・・。                佐渡ヶ島が見える海の近くに住んでいる気象予報士(No.1341)のブログです。

2020年01月

北海道の南に発達した低気圧があるが動きは遅い。日本海の小低気圧が抜けた午後から、衛星画像には寒気の吹き出しに伴う筋状の雲が現れてきた。
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(午前中の空)
雲が厚く、時々雨の降る天気となった。午前中は南西の風だったが、低気圧の抜けた午後から北西の風となり、次第に気温も下がってきた。

東日本に動きの遅い低気圧がある。強めの雨が降り続き、真冬のこの時期としてはかなりの雨量となった。
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(夕方の空)
午後になり、ようやく雨はあがってきた。夕方には、雲の間から青空も覗きだした。

西日本の沿岸と山陰沖に発達中の低気圧があり、北海道の東に中心のある高気圧との間で、気圧傾度が大きい状態が続いている。
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(昼頃の空)
当地は一日中、南東の風が強く吹き続けた。平均風速は10m/s程で、最大瞬間風速は20m/sを超えた。頭上は高層雲などが多く高曇りの状態だが、南東側の山岳方面は山越えの下降気流となっているため、雲が切れて青空が覗いている。

日本の南海上に停滞している前線上に発生した低気圧が、発達しながら九州付近まで進んできた。
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(午後の空)
当地は前線から離れており、高層雲に覆われた高曇りの状態。下層は東寄りの風となり、遠景の山並みがよく見えている。北の高気圧と九州付近の低気圧との間の気圧傾度が大きく、夜には南東の風が強まってきて、平均風速は10m/sを超えてきた。

気圧配置は昨日と変わらず北高南低で、前線から離れた日本海側では日中は天気が良かった。
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(夕方の空)
午後は雲が広がり、夕方には俄か雨が降ったが、大きな天気の崩れとはならなかった。

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