雲の流れと自然の愉しみ(日がな一日雲を眺めて暮らしたい)

天気や身の回りの植物や鳥たちなどを、歳時記的観察眼で記録していきます。 時々、我が家の愛猫”ハル”の日常も・・・。                佐渡ヶ島が見える海の近くに住んでいる気象予報士(No.1341)のブログです。

2020年01月

冬型気圧配置で一日中厚い雲に覆われ、夕方から雨となった。
今日は良い雲画像が撮れなかったので、過去の撮影画像から冬の蜃気楼を・・・
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これは、2018年12月のトルコ西部・アイワルクの海岸の画像。エーゲ海越しに対岸の景色が見えている。
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双眼鏡を覗くと、対岸の建物が空中に反転して浮いているように見える。暖かい海面の上に冷たい空気の層があることによって起こる、下位蜃気楼という現象だ。日本でも冬の海などでしばしば見られる。
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こちらは正面に見えるレスボス島(ギリシア領)。島の端が浮島状に見えている。

前線を伴った低気圧が日本海を東進。夜には北日本を通過した。
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(午後の空)
昨晩から朝方にかけて霰が降り、薄っすら積もった。日中は穏やかな天気となり、上層の巻層雲により暈(ハロ)が見られた。夜には前線が通過し、激しい雷雨となり風が出てきた。

四国沖を前線を伴った低気圧が発達しながら東進。北陸地方は低気圧の雲域の北縁付近で、午前中は雲に覆われ雨も降ったが、午後は雲が切れて青空も広がってきた。
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(午前中の空)
雲に覆われ雨が降る。弥彦・角田の山裾には雨に伴い層雲が貼りつく。
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(午後の空)
雲が切れてきて青空が少しずつ見えだした。

等圧線の間隔が開いた弱い冬型気圧配置となっている。北陸地方には日本海寒帯気団収束帯(JCPZ)が相変わらず懸かっており、天気は不安定。
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(昼頃の空)
午前中は青空も見られたが、午後は雲が多くなり、俄雨が降る天気となった。地上気温は5℃以下となっているが、海岸部では雪とはなっていない。
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今朝、我が家の庭にハクビシンが現れているのを家人が見つけて写真に撮った。20年以上ここに住んでいるがはじめてのことだ。一緒に見ていたハルは、この訪問者にかなり興奮していたらしい。

日本海寒帯気団集束帯(JCPZ)が引き続き北陸地方に懸かっており天気が悪い。
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(朝の空)
黒々とした積雲が通過するたびに、強い俄か雨が降る天気が繰り返された。地上気温が下がらず、相変わらず雪にはならない。

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