雲の流れと自然の愉しみ(日がな一日雲を眺めて暮らしたい)

天気や身の回りの植物や鳥たちなどを、歳時記的観察眼で記録していきます。 時々、我が家の愛猫”ハル”の日常も・・・。                佐渡ヶ島が見える海の近くに住んでいる気象予報士(No.1341)のブログです。

2020年02月

日本海北部と九州付近に前線を伴う低気圧があり東に進んでいる。夜には日本海の低気圧から伸びる寒冷前線が日本海沿岸に近づいてきた。
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(午後の空)
午前中は低い雲に覆われていたが、次第に青空が広がってきた。南寄りの風が吹き、最高気温は12℃まで上がった。東の山岳方面はよく晴れ上がってきたが、飯豊連峰(左の白い山並み)だけは山頂部にまだ雲が残っている。
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頭上から西の空にかけては、きれいな高積雲が広がっている。
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夕暮れ時に空にあるのは中上層の雲だけ、穏やかに陽が暮れていく。

冬型気圧配置は崩れ、高気圧が移動性となって西日本に中心を移してきた。
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(午前の空)
冬型気圧配置は崩れたが、雲底の低い層積雲がなかなか切れない。弱い俄か雨が降り、気温もあまり上がらなかった。

今日も冬型気圧配置が続いている。
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(昼頃の空)
冷たい北西の風が吹き、日中の最高気温は6℃台と寒さが戻ってきた。午前中は、時々俄か雨の降る時雨模様となったが、昼頃からは雲はだんだん少なくなってきて青空も見えるようになってきた。山沿いでは本格的な降雪となり、積雪が再び増えているらしい。

関東の南東海上に前線を伴った低気圧があり、東北東に進んでいる。一方、大陸から高気圧が張り出してきて、冬型気圧配置となってきたが、等圧線がやや横に寝た感じとなっている。
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(午前の空)
寒気が入り込んできたため、一日中どんよりと曇り空。等圧線の傾きのせいで、北西ではなく北寄りの風が卓越した形となった。

黄海から朝鮮半島付近に低気圧があり、そこから伸びた温暖前線が西日本にかかってきた。日本海側などでは広く雨が降り出した。
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(我が家の雪割草)
雨が降るどんより薄暗い天気となったが、我が家の庭では雪割草の花が盛りとなって明るさを見せた。例年は、海岸地方のこの辺りでも数度の積雪をみるのだが、今冬は本格的積雪が無いまま、雪割草も今月の初めからぽつぽつと咲き出していた。

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