雲の流れと自然の愉しみ(日がな一日雲を眺めて暮らしたい)

天気や身の回りの植物や鳥たちなどを、歳時記的観察眼で記録していきます。 時々、我が家の愛猫”ハル”の日常も・・・。                佐渡ヶ島が見える海の近くに住んでいる気象予報士(No.1341)のブログです。

2020年04月


北海道の西には上空の寒冷渦に対応する低気圧があり、雲列が反時計回りに大きな渦を描いている。寒気が入り、北陸から北の日本海側では季節風の吹き出しによる雲が懸かっている。
IMG_6755
当地では西寄りの風が強く吹き、海上から発達した積雲が進入する度に霰を伴う俄か雨が降る、荒れ模様の肌寒い天気となった。

日本海北部に低気圧があり、そこから伸びる寒冷前線が日本海沿岸に接近・通過した。
IMG_6734
南西の風が吹き、日中の気温は20℃近くまで上がった。天気が良かったので、角田山の麓にある上堰潟公園などへ出かけてきた。湖岸に植えられた菜の花の黄色が一面に広がり、強い花の香りに包まれていた。
IMG_6724
広大な公園には、たくさんの桜も植えられている。
IMG_6732
木によっては、かなり花を開いているものもあるが、全体としてはまだ2、3分咲き程度の感じだ。
IMG_6731
当地のソメイヨシノは4月1日の開花発表だったが、その後の進み方はゆっくりなようで、満開は来週になりそうだ。
IMG_6746
寒冷前線の接近により、午後になると次第に風が強くなってきた。夕方になると、空には細長く伸びたロール状層積雲が現れた。この雲が通過した後、風向は北西に変わり気温は急降下した。

日本付近は南から高気圧に覆われ、北陸東部から東北南部では、東西に広がる晴天域に入りほとんど雲の無い一日となった。
2020-04-03
ひまわり赤外画像(12:00JST)

三陸沖で低気圧が猛発達。等圧線が立て込み、日本付近は強い冬型気圧配置となった。
IMG_7087
北西の風が吹き、午前中は雲が厚く、一時雨の降る肌寒い天気となった。午後になると急速に雲は取れていき、夕方には快晴に近い空となった。

前線を伴った低気圧が、発達しながら四国沖から本州南岸に沿って北東に進んでいる。当地では、午前中は南東の風が吹き、気温は19℃近くまで上がった。午後からは雨が降り出し、夜は風雨が強い大荒れの天気となっている。この天気の中、気象台からは桜の開花の発表がなされた。
IMG_7085
今日から勤めが、同じ市内の別の場所に変わったため、毎日空を撮影していた桜並木などがある公園から離れてしまった。まだ新しい観察スポットが見つかっていないため、今日は久しぶりにハルの写真を。


↑このページのトップヘ