週末になると早く目がを覚める。
時計を見ると、ちょうど日の出の頃。
寝室のカーテンの隙間から外を覗き、よく晴れているのを確認すると、すぐ
に着替えにかかり5分後には玄関のドアを開けた。
顔に当たる、やや湿って冷ややかな春の空気。
住宅街を内陸方向に、砂丘地の峰を越えるように歩いていく。
線路をくぐり、緩やかに曲がる西川を渡っていくと、やがて田んぼの広がる
田園風景にたどり着く。
春耕にはまだ早い田んぼの畔には、土筆がにょきにょきと背を競い出してい
る。
頭上には少し白けた青空が広がり、弥彦・角田の山々は朝霧に霞んでいた。
(西川の朝景)
(畔の土筆)
(霧に霞む弥彦角田)