雲の流れと自然の愉しみ

天気や身の回りの植物や鳥たちなどを、歳時記的観察眼で記録していきます。 時々、我が家の愛猫”ハル”の日常も・・・。                佐渡ヶ島が見える海の近くに住んでいる気象予報士(No.1341)のブログです。

カテゴリ: 蜃気楼

高気圧が移動性となり西日本に中心がやってきた。東日本から北日本ではまだ冬型気圧配置が残っている。
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(福島県猪苗代湖天神浜のしぶき氷)
毎年2月上旬の今頃になると、猪苗代湖へしぶき氷を見に行っており、今年も今日行ってみた。
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しぶき氷は、湖水の波しぶきが岸辺の護岸、樹木などにかかって凍り付いたもので、西風による風浪が打ち付ける天神浜付近でよく発達する。
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今年は暖冬で見られないと思っていたが、先週から寒波が続いていたことから今日行ってみたもので、見事に出来ていた。
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天神浜付近からは磐梯山がよく見えるのだが、今日はまだ季節風が残り、上部は雲に覆われていた。
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(猪苗代湖長浜付近から)
午後は、白鳥の飛来地となっている長浜付近に行ってみた。
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何か、対岸の湖面に近い建物の景色がおかしい。
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拡大して見ると、山肌や松林、葦原なども変化している。どうやら上部蜃気楼らしい。

冬型気圧配置で一日中厚い雲に覆われ、夕方から雨となった。
今日は良い雲画像が撮れなかったので、過去の撮影画像から冬の蜃気楼を・・・
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これは、2018年12月のトルコ西部・アイワルクの海岸の画像。エーゲ海越しに対岸の景色が見えている。
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双眼鏡を覗くと、対岸の建物が空中に反転して浮いているように見える。暖かい海面の上に冷たい空気の層があることによって起こる、下位蜃気楼という現象だ。日本でも冬の海などでしばしば見られる。
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こちらは正面に見えるレスボス島(ギリシア領)。島の端が浮島状に見えている。

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気温が上がり、風も弱いお昼頃、近くの海岸へ行ってみる。裸で日光欲をしている人の向こうの景色が、陽炎のようにゆらいで見える。
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沖合の方に目をやると、水平線の上にうっすら陸地のような影が。手前を佐渡から本土へ向かうジェット高速船が走ってきたが、船をよく見ると反転した像が重なっているようで縦に伸びたように見えている。
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その後もしばらく(12:00〜12:30頃)沖合を見ていると、ぼやけたり、反転像が重なった船がいくつか見えた。
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水平線の上に平らな陸地のようなものが見えるが、この方向は佐渡ヶ島と粟島の間の海域でシベリア大陸まで陸地はないところ。蜃気楼は富山湾が有名だが、同じ日本海沿岸なので頻度は少ないが蜃気楼が見られたものと思われる。

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