雲の流れと自然の愉しみ(日がな一日雲を眺めて暮らしたい)

天気や身の回りの植物や鳥たちなどを、歳時記的観察眼で記録していきます。 時々、我が家の愛猫”ハル”の日常も・・・。                佐渡ヶ島が見える海の近くに住んでいる気象予報士(No.1341)のブログです。

カテゴリ: 海岸

移動性高気圧に北から覆われ、日本海側はここ数日、天気が良い日が続いている。
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昨日は福井県の方へ出掛けていたが、青空が広がる中、晴天積雲がのどかに浮かぶ心地よい日和だった。
(写真は一乗谷朝倉氏遺跡)
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今日も雲がほとんどない晴天となった。最高気温は30℃程。
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自宅近くの海浜にあるハマゴウの群落は、花がほとんど終わり近くなってきた。数珠玉のような丸い核果が淡黒色に熟し、季節が進んでいることを感じさせる。
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日没時の空には雲が無い。夜は満月を過ぎたばかりの光が眩しい。

津軽海峡西側にある低気圧から伸びる寒冷前線が、日本海側沿岸をゆっくりと南下。大気の状態が不安定となり、各地で雷を伴う強い雨が降った。
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7:00頃、自宅から見た北西方向の空。当地では未明から朝方まで、かなり強い雨が降った。この時間には雨は上がっている。
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12:15頃、職場付近から見た空。日中も対流性の雲が多い。今日も最高気温は30℃を切った。
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18:20頃、自宅近くの海岸。雨が上がった日の夕空は綺麗なことが多い。それを期待して海岸に来てみた。
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少しすると、佐渡ヶ島に懸かっている雲の後ろから、光の筋が広がり出した。
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光の筋(薄明光線)は、刻々とその表情を変える。周りの空も雲が染まり、手前の低い雲がシルエットとなっている。
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午前中風が強く吹いていたので、砂の上には風紋ができていた。
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日は落ち、薄明光線も消えたので帰ろうかなと・・・
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少し歩いて振り返ると、一筋の暗い線が長く伸びていた。
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左下の雄大積雲の影が手前の雲に映っていた。もう少し海岸で待っていればよかった・・・

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台風通過から2日経った。空にはほとんど雲が無い良い天気となったが、海の波の高い状況は今日も残った。
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夕方、いつもの自宅近くの海岸へ行ってみた。白波がどんどん波打ち際に打ち寄せている。砂浜に、街中の雨水を海に排水するためのコンクリート製の構造物が埋まっているが、波が打ち寄せるとコンクリートの繋ぎ目付近がゴボゴボ泡立つ。
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繋ぎ目から、潮吹きすることもあった。
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時々大きな波が来て、砂浜奥まで海水が入り込むことがある。
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波が引くと、海水が取り残されて水溜まりとなる。これを当地では「よどみ川」と呼んでいた、というのを昔なにかで読んだことがあった。
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水溜まりは、条件が良ければ「水鏡」となり景色を映す。
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波しぶきがかなり飛んでいるようで、遠景は白く霞んでいた。
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海岸から見た、夕方の南方向の空。海岸・平野部ではほとんど雲が無かったが、内陸・山間部では局地的に対流雲が発達したようだ。



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台風6号は東海地方に上陸。15:00に岐阜県で熱帯低気圧に変わったが、北陸地方などでは猛烈な暑さとなった。当地でも午前中から空はぎらつくような青さを見せ気温が上昇したが、午後になると海からの風が入り込んだことから、最高気温はかろうじて35℃寸前で止まった。
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14:00頃、近くの海岸へ行ってみた。東~南の山沿い方面では積雲が湧いていたが、北~北東方面は上層の巻雲だけで、鳥海山が見えるくらいかなり視程が良かった。
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この暑さで海岸には結構人が出ていた。
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焼けた砂浜では、ハマゴウが清涼感のある青紫色の花を咲かせ始めていた。
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夕方の南東〜南方向の空。内陸方面では雲が発達し、局地的に警報が発令されるほど程の大雨となった。
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夕方、次第に中層の雲が増えてきた。海岸に近い当地でも、熱帯低気圧の北側の雲が懸かり出し、22:00頃から強い雨が降り出した。

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午後、自宅近くの海岸に行く。空には低層~高層まで様々な高度に雲が見られる。
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内陸の山岳部の方向には、ところどころ発達した積雲もあった。
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今日は「海の日」で、この週末に海開きを行ったところも多いようだが、波がやや高く海水浴客の姿はあまり見られない。
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目立ったのはサーファーの姿だ。ここの海岸は、テトラポッドなどの障害物が途切れており、サーフィンをする人たちがよく集まる場所だ。「日本海の荒波」と言われるが、冬場以外、海が荒れることはそう多くはない。しかも日本海の大きさから基本的に波の高さは太平洋に比べ小振りとなり、サーフィンに適した波はなかなかできないはずだ。そうした不利な条件の中でも、少しでも波が高ければここにサーファー達が集まってくる。
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水平線の向こうにはうっすら佐渡ヶ島の島影が見える。今日は島の上に積雲が湧いているので、雲が島の存在を教えてくれている。


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