雲の流れと自然の愉しみ(日がな一日雲を眺めて暮らしたい)

天気や身の回りの植物や鳥たちなどを、歳時記的観察眼で記録していきます。 時々、我が家の愛猫”ハル”の日常も・・・。                佐渡ヶ島が見える海の近くに住んでいる気象予報士(No.1341)のブログです。

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日本の南海上に、大型で非常に強い台風10号があり北上している。北日本から西日本にかけて、日本海沿岸に沿うように前線が停滞している。前線に向かって台風などから下層暖湿気が流入して、全国的に大気が不安定となっている。
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明け方雨音で目が覚めた。かなり強い降り方。
レーダーアメダス画像で確認すると、近くの海上で雲が発生・発達して雨を降らせているようだ。
雨は1時間ほどで弱くなり、7:00前には西の空に虹が現れた。
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自宅から歩いて10分程の海岸まで行ってみると、虹はほとんど消えかけていた。
ただ、海上にはもやもやとした雲が多く、新たな積雲発達の萌芽のようなものが見られた。
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日中は青空が広がったが、海からの風が入ったため最高気温は30℃程度にとどまった。
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午後は内陸部で雲が発達した。16:00頃の東の空には、かなとこ状の積乱雲の大きな雲塊が見える。
その手間を、海からの湿った気流に乗った猪子雲の群れが飛んでいる。
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かなとこ雲は、わずか20分程の間にその姿をどんどん変えていった。
猪子雲は無くなった。
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内陸側に見られた発達した雲。
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夕方になると、再び自宅に近い海上・海岸部の頭上でも発達した雲が出来てきた。
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日没直前の北西方向の空。

大陸から張り出していた高気圧がちぎれて、日本海に中心が移動してきた。雲は多めだったが、日中はかなり日射しもあった。
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(昼頃の空)
波状の高積雲がきれいに空に現われ、太陽のまわりの雲が色付いて光冠(コロナ)となった。

日本海に中心を置く移動性高気圧に覆われ、日中は晴れる。
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昨日雨が降り湿度が高かったため、朝方は濃霧となった。未明から7:00までのアメダス湿度は100%を記録。
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朝7:00頃の北西方向。太陽とは反対方向の空には白虹が現れた。見た時は虹とは気づかず、霧の上部が妙に丸くなっていると思ただけだが、撮った写真を本などで確認すると、霧や雲粒などでできる白虹だと分かった。霧はこの後、案外早く消えていった。
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昼頃の空。晴れ空に積雲が浮かぶ。
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夕暮れの空。上層の雲だけとなり、このあと雲が焼けた。


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