雲の流れと自然の愉しみ(日がな一日雲を眺めて暮らしたい)

天気や身の回りの植物や鳥たちなどを、歳時記的観察眼で記録していきます。 時々、我が家の愛猫”ハル”の日常も・・・。                佐渡ヶ島が見える海の近くに住んでいる気象予報士(No.1341)のブログです。

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本州付近に移動性高気圧の中心があり、冬型気圧配置は一時的に崩れている。
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(午前中の鳥海山)
山形県鶴岡市へ。月山は雲に覆われ姿を見せなかったが、鳥海山は頂上まで雪をかぶった純白の姿を見せていた。
普段住んでいる地元の海岸からは遥か遠く、視界の最も遠距離にある鳥海山だが、ここまで来るととても大きい。
平野部ではほとんど積雪が見られず、風が弱く穏やかな天気だった。

台風10号は九州の西の海上を北上し、対馬海峡、朝鮮半島を経て日本海西部に達した。本州の太平洋側では台風周辺の暖湿気が流入し、対流性の雲が線上に発達して強い雨となっているところがある。
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(内陸側、南方向の空)
日本海側では山越え気流のフェーン現象が続き、今日も高温となった。当地の最高気温は35℃近くまで上がり、県内の胎内市では38℃台で今日の全国最高気温を記録した。雲は日本海側まで侵入しており、南から北西方向の空は雲に閉ざされている。
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(西から北西の空)
佐渡ヶ島はくっきりと見える。
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北から北東の空には雲が少なく、秋田・山形県境の鳥海山(中央の円錐形の山)が、海の上にはっきりと望まれた。
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(夕暮れの空)

梅雨前線は大きく南下。東日本は日本海に中心を持つ高気圧に覆われてきた。CIMG9536
朝のうちはまだ雲が多かったが、次第に青空が広がってきた。
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日中はまだ上層の巻雲が多かったが、夕方になるとほとんど雲は無くなってきた。今日も仕事帰りに海に立ち寄る。日本海の高気圧は冷たく乾いた風を吹かせ爽やかだ。
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空気が澄んでいるため、佐渡の島影がよく見える。
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直線距離で約180㎞ある鳥海山(一番左側)も、珍しくよく見えている。

東シナ海に前線を伴った低気圧があり、発達しながら東北東に進んでいる。午前中は青空が広がり日射しもあったが、天気は下り坂となった。
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(昼頃の空)
高層雲に覆われ、かろうじて太陽の位置がわかる程度に光が弱い。夕方からは雨となった。
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(守門岳)
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(粟ヶ岳)
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(飯豊連峰)
東風となったため、高曇りだが遠方の山々がよく見える。光が弱いため、雪を被った姿が余計に寒々しい。

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