雲の流れと自然の愉しみ(日がな一日雲を眺めて暮らしたい)

天気や身の回りの植物や鳥たちなどを、歳時記的観察眼で記録していきます。 時々、我が家の愛猫”ハル”の日常も・・・。                佐渡ヶ島が見える海の近くに住んでいる気象予報士(No.1341)のブログです。

カテゴリ: 特殊な雲

低気圧・前線は東海上に去り、大陸から移動してきた高気圧に覆わ
れて全国的に晴れ上がってきた。
秋晴れの天気の中、今日見た山と雲の姿。
IMG_0002
(弥彦山)
IMG_0006 (1)
(妙高山)
IMG_0013 (1)
(戸隠山)
IMG_0018 (1)
(米山)
IMG_0015 (1)
(全天青空の中、一点だけ現れた雲の姿 戸隠山上空)

台風14号は引き続き九州西方の東シナ海にある。
本州付近に停滞している前線は南海上に離れており、西日本や東北
地方の太平洋側を除き晴れているところが多い。
IMG_9990
(日中の空)
日本海側の当地は良く晴れ上がった。
青空に飛行機雲が縦横に描かれる。


日本海には高気圧があり、全国的に晴れているところが多い。
IMG_9939
朝、上方に立ち上がるような積雲を見かけた。
※画面の左側に虹のようなものも見えている。太陽の方向と角度からすると、
下部ラテラルアークの一部かもしれない。
IMG_9943
別の角度から見た積雲。この雲の成因は、工場の煙突から排出される
排煙(廃熱・水蒸気)によるもので、人為起源並積雲と呼ばれるものだ。
IMG_9949
この雲の下にあるのは、規模の大きな製紙工場。
ここではしばしば、このような積雲が発生しているのが見られる。
IMG_9951
夕方の空には、複数の飛行機雲が交差しているのが見られた。
当地の上空には、東京と欧州、アジアと北米、北海道と西日本などを
結ぶ複数の航空路が通っており、飛行機雲が日常頻繁に見られるが、
このように4本の飛行機雲が一点で交差して見えるのは珍しい。
上空が湿っているうえ、風が弱いのだろう。

日本海沿岸付近に停滞前線があり、ゆっくりと南下。次第に不明瞭となった。
IMG_9863
IMG_9852
前線に沿う形で細長い降水バンドあり、日中その通過の際に俄か雨
が降った。夕方になっても、内陸方向には発達した積雲が見られる。
IMG_9860
日本海方向は、青空をバックに巻積雲がきれいに広がり、秋っぽい
空となっている。中下層には、細長く伸びる積雲も見られる。
IMG_9861
雲から吐き出される息のような薄明光線。
IMG_9856
巻積雲によってできた彩雲。

上空の寒気の影響で大気が不安定。
今日も東日本などで積乱雲が発達した。
IMG_9493
(12:40頃の空)
午後になり積雲が発達しだす。
IMG_9502
IMG_9506
(17:40頃の空)
阿賀町方向の山沿いで、大きな積乱雲が成長した。
積乱雲周囲に中下層の雲が取り巻き、頂部がよく見えない。
RIMG1084
(18:30頃の空)
室内に居ると、夕暮れが近いのに外がむしろ明るくなってきた。
南東方向を見ると、隣家の屋根を越えて巨大な雲が輝いている。
RIMG1086
(同時刻頃)
内陸部で発生した積乱雲が、平野部から海岸部へと移動してきたよ
うだ。
RIMG1091
RIMG1098
(同時刻頃)
雲底の一部には、雲のこぶがいくつも垂れ下がっている。
乳房雲のようだ。
RIMG1103
IMG_9509
(18:50頃の空)
海岸部近くまで迫ってきた積乱雲が、夕日を受けて淡いピンク色に
染まってきた。





↑このページのトップヘ