雲の流れと自然の愉しみ(日がな一日雲を眺めて暮らしたい)

天気や身の回りの植物や鳥たちなどを、歳時記的観察眼で記録していきます。 時々、我が家の愛猫”ハル”の日常も・・・。                佐渡ヶ島が見える海の近くに住んでいる気象予報士(No.1341)のブログです。

カテゴリ: ハロとアーク

IMG_1129
薄っすらと暈(ハロ)が見える。
ハロは一年中見られる光学現象だが、特に春先は見られやすいように思う。

四国沖に前線を伴った低気圧があり東北東に進んでいる。
IMG_1058
薄曇りの空に暈(ハロ)

日本海には高気圧があり、全国的に晴れているところが多い。
IMG_9939
朝、上方に立ち上がるような積雲を見かけた。
※画面の左側に虹のようなものも見えている。太陽の方向と角度からすると、
下部ラテラルアークの一部かもしれない。
IMG_9943
別の角度から見た積雲。この雲の成因は、工場の煙突から排出される
排煙(廃熱・水蒸気)によるもので、人為起源並積雲と呼ばれるものだ。
IMG_9949
この雲の下にあるのは、規模の大きな製紙工場。
ここではしばしば、このような積雲が発生しているのが見られる。
IMG_9951
夕方の空には、複数の飛行機雲が交差しているのが見られた。
当地の上空には、東京と欧州、アジアと北米、北海道と西日本などを
結ぶ複数の航空路が通っており、飛行機雲が日常頻繁に見られるが、
このように4本の飛行機雲が一点で交差して見えるのは珍しい。
上空が湿っているうえ、風が弱いのだろう。

オホーツク海に中心のある高気圧が東日本に張り出している。
朝鮮半島付近には前線を伴う低気圧があり、ゆっくりと東に進んでいる。IMG_9927
(日中の空)
東日本の太平洋側は北東の風が入り、気温が上がらない状態が続いている。
阿賀野川の谷筋河口にある当地では、南東のダシの風となって強めに吹いている。
日本海側では空気が乾燥して、気温も太平洋側に比べ高くなっている。
IMG_9930
(夕方の空)
低気圧・前線の接近で、西から天気は下り坂となってきた。
上層の巻層雲が空を覆ってきて、ハロ(暈)が見られる。

南海上から近づいてきた熱帯低気圧が近畿地方に上陸。
この熱帯低気圧が持ち込んだ暖湿気が山越え気流となり、日本海側
ではフェーンの高温となった。
IMG_9553
(朝の空)
朝からギラつくような強い日差しを受ける。
IMG_9556
(夕方の空)
日中気温はグングン上昇。
本県の三条市では最高気温39.1℃と、今夏全国最高を記録した。
夕方になっても気温は35℃近い。
IMG_9555
(同上)
上層の雲により幻日が現れた。

↑このページのトップヘ